ボールペンのインクについて

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はぶ文泉堂web担当です。

今回もやはりタイトル通りですが、ボールペンのインクの
それぞれの特徴や利点・欠点等について紹介していきます。

油性インク
耐水性のあるインク筆跡がにじみにくく、裏移りがしにくいのが特徴です。
また最近は欠点だった変色現象もインクの改良で起こりにくくなっており、
公文書や長期保存したい情報を書くときにオススメです。

ただ耐水性が高い分書き味は重く、また性質上発色が悪いインクでもあり
また油性のため線幅を細くできないという欠点もあります。

油性ボールペンの例:三菱鉛筆 ジェットストリーム
040741000

※ジェットストリームは油性インクの中でも低粘度油性インク
(通常の油性インクの書き味を改善させたインク)を使っています。

水性インク
インクがサラサラとしており、書き味がなめらかなのが特徴です。
またインクの発色もよく、インクのカラーバリエーションが豊富なのも特徴です。

ただし水性のため耐水性は弱く
また裏移りしやすく滲みやすい点があります。

それと水性インクの中には顔料系・染料系インクの2種類あり、
顔料系インクは一度乾けば耐水性・耐久性が高いという特徴があり、
染料系インクは顔料系のものより発色・カラーバリエーションに優れています
顔料系のものよりインクが乾きにくいので注意が必要です。

水性ボールペンの例:PILOT マルチボール
LM-10F-B

ゲルインク
芯に入っているときは通常はゲル状のインクで、筆記時にボールの回転によって
水のようにインクが変化するのが特徴で、上記二種類のインクの特徴である
水性ボールペンのようななめらかな書き味と油性ボールペンの耐水性を兼ね備えています

ただしインクの消費は上記の油性・水性インクのものと
比べて早いものが多い
ため、注意が必要です。

またこちらも顔料・染料系の2種類のインクがあり、
顔料系インクは油性インクに並ぶほどの耐水・耐久性を持ち、
染料系インクは発色・カラーバリエーションに優れていますが、
ゲルインクのメリットの一つである耐水性の面が若干悪くなっています。

ゲルインクボールペンの例:ぺんてる エナージェル
19612_pro13_023_BLN55-A
BLN115JA_01

エマルジョンインク
21世紀に入ってゼブラ様が開発された新しいタイプのインクで、
ゲルインクと同様の特徴(なめらかな書き味・耐水性)を持っていますが、
こちらは油と水(水性ジェル)を特定の割合で保つことによって
油性・水性インクのメリットを実現させています。

ただゲルインクと比べた場合インク溜まりが出来やすい点や、
また筆圧もゲルインクと比べると高くなりやすい点も注意が必要です。

エマルジョンインクボールペンの例:ゼブラ スラリ
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油性インクと水性インクの見分け方

ここまでざっくりとインクについて紹介してきましたが、
最後に種類の多い油性インクと水性インクの見分け方について
こちらも2種類ざっくりと紹介していきます。

一つ目は、表面のつるつるしたもの(ビニールやペットボトル)などに
試し書きをして、筆跡をウェットティッシュ等でこすり、
文字が消えれば水性、消えなければ油性のインクのボールペンになります。

二つ目は、紙に試し書きをした後、水などにつけて筆跡が滲んだ場合は水性、
そうでない場合は油性のインクが使われているボールペンになります。


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